仕事で炎上案件に関わって大変だ。
今の職場が激務で辛い。けど、評価されてない。
職場のあの人が嫌いだ、やばい。
30代なのに彼氏ができない。恋愛したい。
恋愛の仕方がわからなくなった。
今付き合っている人が微妙なんだけど、別れるべきか悩んでいる。
家を買うべきか、このままでいいのか?
老後2000万円問題。明日は我が身だ。
義理の両親がやばい。
最近、太ってきた。痩せたい。
あー、このままだと、このままだー。
渋谷のカフェで仕事をしていると、いろんな話が耳に飛び込んでくる。
話している人たちは不安そうな語り口なんだけど、相手の相槌が上手いと、次第に声が大きくなり、早口になっていく。コーヒーが冷たくなった頃には、「あー楽しかった。話聞いてくれてありがとう」とすっきりとした顔で帰っていく。そんな彼女たちを見ていると、漠然とした不安は一種のエンターテイメントなのかもしれないと気づく。
不平不満があったほうが、自分の伸び代を感じるし、悩みを乗り越えれば次の幸せが舞い降りてくるような気がする。(痩せたら、王子様現れる的な。)
そういう漠然とした不安を食い物にするマーケティングが存在する。保険とか、自己啓発本とか、宗教とか、ファッションとか。不安を解消するための情報やサービスを購入していく。
悩みソリューションとしての価値は否定するわけではないのだけど、お悩み解決ソリューションを購入する人は、気づいたら別の不安を脳内で自動生成し、新しいソリューションに手を出すループをしているケースをよく見るなーと。
漠然とした不安ってなんのために握りしめているんでしたっけ。
「今後、お金周りって私大丈夫なのかしら・・・?」と思ってカード会社サービスのフィナンシャルプランナー無料相談を利用してみたところ、仕事も安定して楽しいし、健康だし、現金資産も投資もそれなりにしてて、人生リスクに関するヒアリングを根掘り葉掘りされたけど不安要素/愚痴が出なさすぎてFPさんの営業トークがトーンダウンしてる様子を見て、もしかして、漠然とした不安って言ってたけど、順風満帆なんじゃね?なんでこんな不安がってたんだっけ??と気づいた私への自戒ブログです。